2019年4月27日土曜日

福島県の被災地を視察しました。

これまでは、テレビや新聞などのマスコミの報道でしか、
その様子をうかがい知る事は出来ませんでしたが、
4月25日、仕事の関係で福島県内の、
原発事故の影響の甚大な地域を、
視察することが出来ました。

移動のバスが現地に近づくにつれて、
状況の変化が目でわかるようになり、
同行の方々の言葉、会話も少なくなっていきました。

いたるところに,除染した土などが集積してあったり、
新しい立派な家や車がそのまま放置され、
それまで住んでいた方が帰還することのない風景は、
本当、言葉もありませんでした。
(8年以上耕作が出来なくなった水田)

(除染した土等の集積場所)

案内していただいたガイドの方によると、
同じ被災地域の中でも、
帰還困難区域と居住が可能になった地域、
津波の被災地域では、
それぞれ国の補償や支援の内容が異なり、
住民間でも難しい場面があるとのことでした。
(帰還困難区域との境界バリケード)
(新しく立派でも住むことは出来ません)

目に見えない放射線事故の怖さ、対処の困難さを、
垣間見ることができ、
経済やそれに関わる社会の循環など考える機会となりました。
(写真パトカーの先は、桜の名所。バスの先、左側は帰還困難区域)



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