今日、前村長の早野仙平さんがご逝去されました。
享年84歳でした。
早野さんは、
昭和40年、36歳で村長に就任され、平成9年までの8期32年間務められました。
日本国内でも屈指の山間僻地の本村の生活水準の向上に努められ、
現在の田野畑村の基礎を創られました。
その中では、産業基盤の整備、特にも、第1次産業の振興や、
民間企業に頼らず、村自らが起業する第3セクターの設立を行い、
雇用の確保、所得の向上に尽力されました。
また、やはり、何をやるのも人、村民であるとの考えから、
高校進学率が低い中にあって、
教育立村をスローガンに人材教育にも取り組んでいます。
それは、中学校の統合や全寮制の導入、
外国人英語教師の招へいや短期留学など、
いずれも全国に先駆けた事業でした。
文責者もその教育の一端にふれ、
今日に至っております。
その他、早稲田大学や日本体育大学、
作家の吉村昭さん、津村節子さんご夫妻との
交流などなど、思い起こせば数限りがありません。
文責者個人的としては、
面接の際にいい加減な回答にお叱りを受けたことも、
野球大会の始球式前の肩慣らしのお相手を仰せつかったのですが、
緊張のあまり、ボールがあちこちに飛んで行き、
��球も早野さんのグラブに入ることはなかったという、
苦い、今でも冷や汗の出る思い出もあります。
また、筆を持つと、
まさしく字が生きているが如くの達筆で、
息を飲んでしまうほどでした。
いずれ、本村にとっては希有まれなる大きな方で、
威厳があって、まさしく「巨星堕つ」だと思います。
��在りし日の早野さん(写真:広報たのはた))
心から、これまでのご労苦に感謝を申し上げたいと思います。
本当にありがとうございました。(合掌)
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