今年も天候に恵まれ、静かに過ぎて行きます。
(明戸の沢の青空。少しだけ秋の気配が・・)
これを過ぎると秋色が濃くなっていきます。
日も短くなり、家の中に入って来なかった日差しが、
どんどん長~くなり、風の色も変わります。
ネガティブな考えの文責者としては、
寂しいな~。冬が来るな~と。
考え方によっては、その次はまた大好きな春になるのですが
ともあれ、盆踊りもなく時間に余裕があるかと思いきや、
6月から地区内で3人の方が亡くなられて新盆を迎えることもあり、
その家では、48灯篭が3日3晩行われました。
親戚や地区の方がお邪魔して行うのですが、
他の地域では、生活形態の変化に伴い、1日で終わるところもあっり、
やらないところも増えているようです。
明戸はまだ昔のように、3年間、お盆の3日間ロウソクを灯す風習です。
(48灯篭。家によってロウソクの立て方は違います。)
なぜ、48本かというと
阿弥陀仏様の本願数が48あるためだとか。
それとプラス1本。
これは、無縁仏様の分だとか、葬頭河婆(しょうずかのばば)の分とかの説もあります。
ちなみに葬頭河婆とは、
三途の川にいて亡くなられた方が渡し賃の六文銭を持たずにやって来ると、
身ぐるみ剥ぐそうです。
閻魔様の奥様という話もありますから、お寺に行ったら、葬頭河婆にお賽銭あげて拝み、
点数をとっておきましょう、皆さん。(笑)
しかし、実際は、どこのお宅に婆らしき人はいるのかも知れませんね。(
また、当然、お墓参りも3日間。
初日にお供えものはあげて、線香にローソク、あと松明かしです。
そして、旗紙をぶら下げますが、
親戚の家や知人の家のお墓にも松を明かして線香をあげたり。
「盆前中は、どうも・・」と挨拶を交わしたり、帰省した人と話し込んだりと、
汗を拭き拭き墓前に手を合わせます。
(風で旗紙が、サラサラ鳴ります)
しかし、年々、月日が経つのを早く感じるのは
やっぱり、年のせいでしょうか
そういえば、子供のころと違い、
お墓も、お化けも怖くなくなったな~!と感じることも。
それはそれで、悲しいような、寂しいような
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